Multimaniaをはじめとした3サイトに罰金
あの、Estelle Hallyday 対 Altern 事件から数ヶ月。またもや同じ悪夢が降りかかった。今回判決を受けたのは、Multimania、France Cybermedia、Eserelの3社。起訴したのはモデルのLynda Lacosteという人。彼女は、この3社の受け持つ個人の無料ホームページ内に彼女のヌード写真があったとして、3社を法に反する行為を犯したとして訴えた。結果、3社はモデル自身に総額220万フランの慰謝料を払うことになった。
本当の責任者は誰か? Altern事件ではこのことについて多くの議論が交わされた。確かに責任の一部はスペース提供者達にあるかもしれない。だが、膨大な数のホームページを抱える彼らにとって、全てのページをコントロールすることは技術的に非常に厳しいのが事実だ。しかし、彼らだけに責任があるとは常識的に考えにくい。彼らはスペースを与えただけなのだから。これではまるで、子供(ホームページ作成者)の犯した罪の責任は全部親(スペース提供者)にある、という感じではないか。理不尽だ。しかもその子供達は、親に責任を取ってもらって大満足なのだ。
事件当時、Altern代表Lacambre氏はこう言っている:「彼らが僕に対して訴訟を起こしたのは、僕がそれだけの金額を支払える立場にいると判断したからだ」。実際、問題になったホームページを作成した本人達には訴訟が起こされていないところを見ると、この彼の言葉に真実があると考えられないだろうか。
|