2月29日
クレジットカード事件の判決下る
クレジットカードのセキュリティの穴を発見し、クレジットカード製造を取り締まる大会社GIEにコンタクトしたSerge Humpich氏に対しての裁判が25日行われ、懲役10ヶ月罰金1万2千フラン及びGIEに対して1フランの慰謝料の支払いという判決が下された。システムの開拓に使われた材料や彼がINPI(商標登録を行う所)に登録した書類「偽のカードを作る方法」も処理される見込みだ。
彼は「僕の犯した間違いは、自分よりもはるかに権力のある人達と同じ立場で交渉しようとしたことだ」と言っている。同時に、「彼らの立たされている状況(つまりセキュリティの見直しをしなければならない状況)を作ったのは僕ではない」とも。そして、彼がしたようにカードの仕組みについて研究している人達の存在について、「何人かはすでに解決に到達するころだろう」とコメントしている。「何も期待していなかった」と言う彼だが判決に対してやはり少々残念そうな顔を隠せなかった彼。その彼をネットで応援していた人達もさぞ残念に思っているに違いない。

2月25日
ケニアで仏男性逮捕される
ケニアで旅行中だったフランス人男性のThierry Pradelさんが、警官の見ている前でカナビスを吸ったとしてケニアの法廷から懲役1年の刑に罰された。現地の新聞によると、彼は現地局からビザの延期を拒否されたため、不服のせいからカナビスを吸い始めたという。ケニアではカナビス所持は懲役10年まで可能だというから、1年で済んだだけでもまだ良かったのかもしれない。しかも彼は警官に尋問を受けた時に、「ケニアの規制に対しての尊敬心は持ち合わせていないし、自分の好きな時に吸いたい」などの発言までしたのだから、本当に1年で済んでラッキーだったのでは・・・。


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