12月26日
時速170キロ以上の嵐がヨーロッパを襲う
26日朝方、ノルマンディーからイル・ド・フランス地方にかけて台風並みの嵐が襲いかかった。被害の一番おおきいノルマンディー地方では、20数人の死者を出すほどの強風。風は最高でおよそ時速170キロに達したという。パリでも、窓ガラスや車の破損、木の倒れなどが見られた。被害は交通面にも影響し、パリ市内のSNCF各駅では全便がストップし、CDG・Orly各空港でも朝8時頃から閉港状態だった。パリ郊外で一時的に電気がストップしたおかげにより、メトロの一部やRERも一時的に交通がストップ状態であった。ちなみに、駅で待ちぼうけをくらった旅行者達は、いつもどおり必要な情報が各駅から一切伝えらず、その疲労と苛立ちを隠し切れない様子がテレビでも報道された。
その他西ヨーロッパ各国でも被害は相次ぎ、スイスでは8人、ドイツでは9人、イギリスでは5人の死者が出た。

12月13日
グザビエール・チベリ、裁判を逃れる
職員という名目で市の資金を濫用していたと疑われているパリ市長夫人グザビエール・チベリの裁判が取り消しになった。夫人は97年にも今回同様裁判を逃れている。今回判決を下されたのは、RPR議員グザビエ・デュゴワン氏(懲役18ヶ月)、アラン・オベール(懲役9ヶ月)、ブリューノ・テレンヌ(懲役6ヶ月)の3人。ちなみに3人は罰金300万フランも架せられている。
裁判の後、グザビエ・デュゴワン氏は「ジャン・チベリ氏から夫人を庇うように頼まれた」「彼女の雇用は正当な政治家雇用から道をはずしていた」などの発言をしたが、時遅し・・・。

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