時速170キロ以上の嵐がヨーロッパを襲う
26日朝方、ノルマンディーからイル・ド・フランス地方にかけて台風並みの嵐が襲いかかった。被害の一番おおきいノルマンディー地方では、20数人の死者を出すほどの強風。風は最高でおよそ時速170キロに達したという。パリでも、窓ガラスや車の破損、木の倒れなどが見られた。被害は交通面にも影響し、パリ市内のSNCF各駅では全便がストップし、CDG・Orly各空港でも朝8時頃から閉港状態だった。パリ郊外で一時的に電気がストップしたおかげにより、メトロの一部やRERも一時的に交通がストップ状態であった。ちなみに、駅で待ちぼうけをくらった旅行者達は、いつもどおり必要な情報が各駅から一切伝えらず、その疲労と苛立ちを隠し切れない様子がテレビでも報道された。
その他西ヨーロッパ各国でも被害は相次ぎ、スイスでは8人、ドイツでは9人、イギリスでは5人の死者が出た。
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