1月30日
セザール2000
2月19日にせまったセザールのノミネート作品・俳優などのリストが、セザールの公式サイトで公開されている。以下がリストの一部:
最優秀映画
Jeanne d'Arc(ジャンヌ・ダルク)
La Fille sur le pont(橋の上の娘)
Venus Beaute (Institut)(ヴィーナス・ビューティー)
Est-Ouest
Les Enfants du marais
最優秀主演男優
Daniel Auteuil(橋の上の娘)
Jean-Pierre Bacri(Kennedy et moi)
Vincent Lindon(Ma petite entreprise)
Albert Dupontel(La Maladie de Sachs)
Phillipe Torreton(Ca commence aujourd'hui)
最優秀主演女優
Vanessa Paradis(橋の上の娘)
Nathalie Baye(ヴィーナス・ビューティー)
Sandrine Bonnaire(Est-Ouest)
Catherine Frot(La Dilettente)
Karin Viard(Haut les coeur !)
最優秀監督
Luc Besson(ジャンヌ・ダルク)
Patrice Leconte(橋の上の娘)
Tonie Marshall(ヴィーナス・ビューティー)
Jean Becker(Les Enfants du marais)
Regis Wargnier(Est-Ouest)

1月26日
アニエス・ジャウイの新作
ジャウイ・バクリのコンビ活動は一時お休み。先月のバクリのソロに続いて、ジャウイ嬢もソロ活動。"Une femme d'exterieur"とタイトルが表すのは、femme d'interieur(家に閉じこもる女性、あまり外出しない女性)と反対の意味。映画は離婚を期に生活を一転する女性の話を描いている。つまりタイトルは、アニエス・ジャウイ演じるこの女性が、離婚によりそれまでの日常が崩れたことによって母としての仕事を少し横に置き、今まで考えてもみなかった場所に行き見知らぬ人との出会いを楽しみ、という、「変貌」後の姿を表したものと言える。映画は今日26日からパリで公開され始めている。

1月19日
ヒマラヤとチベット人
12月から公開中の映画"HImalaya, l'enfance d'un chef"が、批評家や観客から高い評価を得ている。物語は、チベットのある一族の首領の息子が山の中で謎の死を遂げることから始まる。一族をまつわる物語と共に、目の覚めるような美しい景色や音楽も、この映画の評判のひとつとなっている。プロデューサーは俳優のJaque Perrain。1996年ののMicrocosmosに引き続いてのプロデュースである。撮影に約18ヶ月間かかったというこの作品に出演しているチベット人はほとんどが素人で、中国占領時にインドに亡命してきた人達である。一族の首領・Tinleを演じるThilen Lhondup氏が実際に経験したものをもとに物語が作られたそうだ。
公式サイト:www.himalaya-fr.com

1月10日
もののけ姫のフランス公開
あのもののけ姫がいよいよフランスで公開される。
数年前のアニメブームから現在まで、日本のアニメ映画ファンは増え続ける一方で、この「もののけ姫」はそういったアニメ・ファンだけではなく多くの観客を引き付けると見られている。各誌の評価は手放しで誉めちぎっているし、すでに外国で映画を見た人も大絶賛だ。
フランス版公式サイト:www.princessemononoke.com
感想 ->

1月4日
ケネディとバクリ
"Un air de famille"と"On connait la chanson"で、セザール(脚本部門)を受賞したベテラン俳優ジャン=ピエール・バクリの最新作が上映されている。あらすじは、40代後半の作家(バクリ)が更年期の鬱(?)状態に陥り、それに巻き込まれる周囲との一騒動の模様を描いたもの、という感じ。映画はすでにパリで4万人以上の観客を動員している。共演には二コル・ガルシア、監督はサム・カーマン(出演もしている)。原作はJean-Paul Dubois。


ご意見はこちらまで

Paris Actu 2000